街中にもいたるところに小川が流れてます


思いがけず出会えた小さな市場の雰囲気を楽しみ、親娘それぞれお気に入りの品を手に入れ、満足した気分でそのままずんずん町を歩いていくと、あっという間に町が終わってしまいました。そうです。もとのツアースケジュールに一泊しか入っていなかったのも当然のこと。チェスケー・ブディエヨビツェは10分も歩けば町の中心から端っこまで行けてしまえる、とてもとても小さな町だったのです。

町の周囲はぐるりと川に囲まれています。ブルタバ川同様、増水して茶色に濁った川沿いに、ひとまずぐるりと町を一周することにしました。しぶとくカヌーコースを探しながら。

ずんずん歩くと、再び人気のない閑散としたスポーツ施設や、砂利道が続き不安になってきた頃、母が突然騒ぎ出しました。

「あら!あの煙突コヒノールの工場じゃない!」

   
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