2012.08.20 緊張のデートでした
以前仕事でお世話になった方と美術館に行ってきました。
たぶん、おもしろい会話ができると想定された上でのお誘いだったと思うのですが、その方の口から次々と飛び出す知的な会話はに一切ついていけず、期待を裏切ってしまったのではないかと気を病みました。
そして帰りの車内では、向かいの窓に並んで映った相手と自分の顔の大きさの違いに驚き、自分はこんなに大きな頭(正確には顔)を抱えているのに、なんてからっぽな人間なのだろう、とさらに落ち込みました。
私が顔の大きさに悩んでいるのは、15歳の時からなので、もう人生の半分以上を顔の大きさに悩みながら過ごしていることになりますね。
特に気になっているのがエラです。
親知らずを抜いたので、多少は削れたと思いますが、それでも斜め45度で写真をとられると空間が歪んで見えるような角張りっぷりです。
おかげさまで頼りがいあるこの骨がしっかりとお肉を支えてくれているため、二重あごとは無縁であるのが唯一の救いといったところですが、ならばいっそ二重あごにならせてください、と思うくらいにこの輪郭が嫌いです。
そんなエラに悩む半生を送ってきた私ですが、この夏、ついにこのエラ問題に一筋の光が見えてきました。
今年の夏といえばロンドンオリンピック。オリンピックといえばメダル。メダルといえばアーチェリーです。
ご存知でしたか?アーチェリーってエラが大変重要なんだそうですよ。
エラを使ってしっかり弓を支えないと安定して的を狙えないんだそうです。
確かに、アーチェリーの選手たちはみなさん立派なエラをお持ち!
世間一般では疎まれるこのエラですが、ひとたび場所を変えればそれはヒーローになれる者の証。
そう、彼ら彼女らこそは選ばれし人類なのです。
そして私も、そのヒーローになる資格を持った一人であるのです!
このことを知ったときの私の開放感、自分を認めてもらえた喜び、きっとスマートな顎をお持ちになって生まれた方々には理解できないことでしょう。
アーチェリーなんて一生しないと思ってたけど、いつか落ち込んだときは、その門を叩いてみようと思います。
…さて、もう少し知的な内容を語れるよう、努力しましょうかね。
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