2024.03.02 出久根育展
↑は2004年に母といったチェコ旅行記SWFの表紙画像です ----------
吉祥寺美術館で開催されていたチェコ在住の絵本作家、挿絵画家の出久根育展に行ってきました。
絵本や挿絵の原画が多数展示されてましたが、全て本当に美しく素晴らしかったです。
緻密に描かれた絵が素敵、近年の少し選択して手放したかのような絵も素敵でした。
何かをもらって帰ろうと思ったのですが、全部絵の中に吸い込まれてしまって、ひたすら堪能して帰ってきました。
その日は上映会の抽選に当たっていたので午後に一度隣駅のそちらへ移動。映画はそこまでおもしろくなかった(というか私の中に面白がるベースがまだできてなかっただけなんですが)のでトンボがえりで再び出久根育展へ。
本日サイン会があるとのことで、あんな素敵な絵を描く人、一目生で見たいと思い、午前中に買ったパンフと書籍を持って、腹ペコ長男を必死に励ましつつ時にコアラのマーチを食べ歩きつつ、何とか美術館まで戻りました。
サイン会の時間は過ぎていたのですが、午前中に相談してたのと電話をしてたこともあり、対応してくださることに。
事務所で待ちます。そしたら出久根さんと、出久根さんにメガネをかけたかのような職員さんが二人で現れて、もちろんご本人を知らない私は「え?どっち?」と思いながらおそるおそる本を差し出したのでした。
おとなしかったのはそこまで。その後は調子にのって一方的にべらべらしゃべって、結局出久根さんがどんな人なのかを知りたかったのに、知りたくもないであろう自己紹介をしてきてしまったことにものすごく落ち込んで帰路へつきました。
そういえば、ヨシタケシンスケさんの初期のイラストに
「ぽつりぽつり…と話したかったのに」
「今日もベラベラとしゃべってきちゃった」
という2〜3コマのマンガがあった記憶があります。
この日以降毎日そのマンガ(イラスト)を思い出しては自分を慰めています。
#羽生くんの画像をアップすると近い構図の羽生さんの画像が送られてくる
というタグがかつてありましたが、そんな風に今の気分を打ち込むとピッタリの慰めとなるヨシタケさんのイラストを返してくれるAIでもできたらいいのにな、と思いました。
話がそれましたが、出久根さんの原画は本当にどれも素晴らしかったです。
印刷物になるとその良さはどうしても抜け落ちてしまうので、原画が見れる貴重なチャンスに無事堪能することができて、本当によかったです。
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